自動製封函機とは
自動製封函機とは、段ボール箱を自動で作る機械の総称で、自動製函機と自動封函(封緘)機の2種の機械で構成されます。
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自動製函機は、折りたたまれ平らな状態のA式段ボールケース(みかん箱のような形をした段ボール箱)を自動で組み立てて、空き箱を作る機械です。その工程のほとんどすべてを自動で行う省人型の全自動タイプと、一部のみを自動化した省力型の半自動タイプがあります。
自動封函機は、製品を詰め終わった後の段ボールケースの蓋面を自動で閉じ、粘着テープなどで封をする機械です。段ボールケースのサイズ設定を手動で行う調整型(手動タイプ、半自動タイプ)や、サイズを検知して様々な段ボールケースに自動で対応するランダム型(全自動タイプ)があります。
↓↓全自動製函機に関する動画
↓↓ランダム封函(封緘)機に関する動画
>>技術コラム:段ボール製函機とは?特徴や封函機との違いについても解説!
自動製封函機の構造
前述のとおり、自動製封函機は自動製函機と自動封函機に分けられます。
自動製函機は下記の工程を全自動化あるいは、一部自動化します。
- 折りたたまれた状態の段ボールケースを一定の枚数セットする
- 1枚づつ箱の形に組み立てる
- 底フラップ(底面になる4面の部分)を折り込む
- 最後に粘着テープなどで底面の封をする
半自動タイプの場合、主に段ボールケースを開いて機械にセットする工程を人が行い、底フラップ折り込み、テープ貼りを機械が行います。
自動封函機は、製品を詰めた後に封をする機械ですが、上面のみ封をする機械や上面と下面を同時に封する機械、またH貼りをする機械など多種多様で、梱包作業の工程や段ボールケースのサイズなどによって適当な機械が分かれます。
製函機などであらかじめ空き箱が用意されている場合は、上面のみ封をする機械になり、
手作業などで箱をつくり製品を詰める場合は、上下同時に封をするほうが1台で済むので効率的です。
同じサイズの段ボールケースが続く場合は手動ハンドルの調整型、
色々な種類の段ボールケースが混在している場合は自動調整のランダム型が適しています。
自動製封函機の選定で注意するポイント
自動製封函機を選ぶ際に注意すべきポイントは主に以下の4つです。
必要な処理能力、つまり1日の出荷量
必要な処理能力は、自動製封函機を選定する上で、最も重要なポイントです。
自動製函機でいえば、
1日あたり1000ケース以上出荷したいのであれば、省人型の全自動タイプ
300ケース程度までであれば省力型の半自動タイプがおすすめです。
梱包の仕様
段ボールケースのサイズや形式、また梱包作業の工程、封函方法(粘着テープ、ホットメルトなど)によって選定する機種が変わってきます。
封函機では段ボールケースのサイズや重量によってケースを送るベルトの位置が、箱の上下の場合(上下ベルト)と、左右(サイドベルト)でないといけない場合が分かれます。
機械を設置可能なスペース、レイアウト(ライン構成)
機械が設置できるスペースがどれくらいあるのかというのも重要なポイントです。
特に自動製函機は大型の機械な為、広いスペースを必要とします。
メンテナンス性・サポート体制
機械を運用する上でのメンテナンスの容易さや、メーカーサポートの充実などは見過ごされがちですが、重要なポイントとなります。
トラブルが起こった際、迅速に復旧できるか
当社は専門のメンテナンススタッフが常駐しており、至急の対応が可能な機種もございます。
自動製封函機のメーカー
- 積水化学工業
- 半自動製函機の種類が豊富
埼玉県蓮田市に工場がありメンテナンス要員も常駐しているため、関東エリアの対応がスピーディに行えます。 - ストラパック
- 様々な種類の機械を取り扱っており、他の機械と組み合わせた梱包ラインなども一括で対応可能
営業所が多数ありメンテナンス可能な人員も豊富
自動製封函機の選定なら当社まで
包装・梱包ライン 自動化.comを運営するフカサワは、
梱包ラインの自動化のご提案をしております。
梱包ラインの各工程の機械について様々な種類取り揃えており、
お客様の取り扱い製品のサイズや、数量などから最適な機械を選定し、自動化を実現します。
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