四方シール包装機とは
四方シール包装機とは、包装物の上下をフィルムで覆い四辺を熱シールすることで密封包装する機械です。L型包装機では包装できない大きな製品を包装することも可能で、長尺物などにも対応できます。
四方をシール(熱溶着)する方式は、まず上下のフィルムで包装物を覆い、縦方向を熱シール(クロスシール)し、同時に溶断します。次に横方向を熱シール(サイドシール)することで、四辺が密封されます。
四方タイト包装機とは
フィルムで包装物を覆った後に、ブレーキと引き込み装置でフィルムを少し巻き戻してクロスシールを行うことでタイト感(包装物との密着感)を増す方式を、タイトスリーブ方式といいます。包装物へフィルムをより密着させたり、包装フィルムの排出量を削減することも可能です。
併せてシュリンクトンネルを使用せずにタイトに包装することによって、シュリンクトンネルに必要な熱源=電力ヒーターによる温度上昇負荷などを防ぐこともでき、環境により対応した包装方式です。
四方シール方式にこのタイト機能が備わった包装機を四方タイト包装機といいます。包装後のフィルムのダブつきを抑えてスッキリした印象の仕上がりになります。
四方シール包装機(タイト包装機能付き)のメリット例(お客様の声)
従来は四方シール後にシュリンクトンネルでフィルムを収縮して包装していましたが、
胴巻きタイト・サイドをキャラメル織りシールする脱シュリンク方式を採用したところ、
仕上がり感はシュリンク包装と遜色ないにも関わらずシュリンクトンネルに使用していた40㎾の電力を削減することができ、
省スペースにも貢献することができました。
四方シール包装機を導入する際のポイント
・包装物(梱包対象品)のサイズが大きく、包装しているフィルム(ポリ袋など)のコスト削減をご希望している。
・包装物(梱包対象品)のサイズが大きく、包装作業に2名以上を必要とされている。
・1つの製品を包装するのに2分以上の時間を費やしている。
・包装作業を行う場所が夏場は暑く冬場は寒いなどの過酷な環境で、職場環境を改善したい。
四方シール包装機のメーカー
・シンワ株式会社
・株式外社ニッサンキコー
・株式会社ハナガタ