私たちが毎日食べている食品は、日常生活には欠かせないものであり身近な存在でもあります。
食文化を支え続ける重要な役割は、食品工場で働く方々のおかげで日々成り立っています。
消費者ニーズも多様化しており、少子高齢化・健康志向・少ロット多品種生産・SDGs対応・原材料高騰に伴う包材の見直し・新製品開発・市場開拓に向けて包装機械を求める皆様に少しでもお役に立てましたら幸いに存じます。
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食品工場の包装ライン
食品工場様向けラインと一般工業系工場様向けラインにおける包装機械の一番の違いは 下記のような点が挙げられます。
外装材質はステンレス(SUS製)などを採用する
→食品工場の場合は、液体を扱うことが多いため、防錆性の高いステンレスを採用します。
毎日実施する洗浄清掃・分解組立て(再度取付け)がしやすいシンプル構造設計
→残留物による異物混入や食品の汚染のリスクを軽減する。
埃が溜まりづらい形状設計に配慮する
→残留物による異物混入や食品の汚染のリスクを軽減する。
異物混入リスクを減らすため、搬送ベルト表面色は白色・青色などに変更する
→目視での異物を発見しやすいため
周辺機器との通信制御相性
→ラインで、メーカーが異なった機械をそろえることが多いため、各機器の通信制御が必要
床面からのパスライン高さ配慮
→異物混入リスク対策
HACCP、ISO22000・FSSC22000対応など
工場内で作業者の方々が行われている包装工程を、機械装置を用いて自動化するためのシステム全体のことを包装ラインと呼んでおります。
そのため包装ラインを実現するためには、目的・用途に応じて、様々な機械装置の中から一番適したものを選定し、
機械装置を組み合わせてゆき、全体の制御管理統制を図りながら、包装工程を完成させる必要があります。
食品工場の包装ラインを構成する機器
食品工場の包装ラインを構成する機器は、食品種類(液体・粉物・固形物・粘体物)により変えていきます。
又、大量生産ライン(同じものを連続して包装する場合)と、少ロット・多品種生産ライン(毎日レイアウトを変更して包装するセル生産方式など)では機種選定が変わります。
包装機械も新しい技術採用により高能力・省エネ設計など、各メーカー新製品が開発されており日々進歩しております。
人間の作業を協働ロボットに置き換えるなどの市場ニーズも同時に感じております。
代表的な包装機器及びご説明
- ■自動計量機
- 自動計量する機械
- ■充填機
- 液体・粉物・粘体物などの包装対象品を充填する機械
- ■トップシール包装機
- シート蓋材を容器本体に熱溶着して取り付ける機械
- ■三方シール機/四方シール機
- ロール巻き軟包材を繰り出して二つ折りにし、三方もしくは四方を熱シールし定ピッチで切断し、連続して包装を行う機械
- ■縦型ピロー包装機/横型ピロー包装機
- ロール巻き軟包材を繰り出し背貼り熱シールしながら製品を中に入れて定ピッチで切断し、連続して包装を行う機械
垂直方向(上から下に)に包装していくタイプが縦型ピロー包装機、水平方向(横方向)に包装していくタイプが横型ピロー包装機と呼んでおります。
- ■スキンパック包装機
- 板紙・プラスチックフィルムなどのベースシート上に包装対象品を置き、その上から予熱したプラスチックフィルムを被せ、脱気してフィルムを包装対象品の形状に沿って強く密着させ、周囲部のフィルムとベースとを熱シールする機械
- ■真空包装機
- バリア性のある包装材の中に製品を入れ、真空脱気してから包装する機械
- ■上包み包装機
- 個装・内装用機械の一種で1個または複数の固体製品を軟包装材で覆う機械
- ■シュリンク包装機/シュリンクトンネル
- 製品をシュリンクフィルムで覆い、加熱収縮させる事で固定保持する機械
<周辺装置>
- ■重量チェッカー
- 設定された重量範囲内か?確認する機械
- ■金属検出機
- 金属などが紛れ込んでいないか?確認する機械
- ■X線異物検査装置
- X線透過にて異物が紛れ込んでいないか?確認する機械
- ■カメラ画像検査装置
- 画像技術を駆使して検査する機械
- ■印字機(インクジェット方式・ホットプリンター方式)
- 包装物に製造ロット番号・消費期限などを印字する機械
- ■ラベル貼り機
- 包装物にラベル・シールを自動で貼り付ける機械
- ■インケーサー
- 段ボールケースの中に製品を自動で入れる機械
- ■搬送コンベア(投入・排出・バッファ)
- 製品を搬送するための機械
- ■協働ロボット
- 人と一緒に作業することが可能なロボット
- ■その他
食品工場の包装ライン 自動化のポイント
現調作業及びご要望事項などから、1日あたり稼働時間・付与スペース・生産数量・対象包装物・包装方式・ご予算枠などを決定させていきます。
大量生産品(同じものを連続して包装する場合)は自動化とも相性がよく、同時に速度も求められることから全自動タイプを導入するケースが多いです。
一方、少ロット・多品種生産ライン(毎日レイアウトを変更して包装するセル生産方式など)では半自動タイプを導入される事で設置スペース抑制・移動性向上・軽量化などが図れます。
包装ラインを検討していく上で重要な項目として、電気制御・技術設計・製作部門も交えながら慎重に検討を進めていくことが、自動化実現の近道となります。
当社が取り扱う包装機メーカー様
包装ラインの自動化なら当社にお任せください
包装・梱包ライン自動化.comを運営するフカサワでは、お客様のお悩みやご要望に応じた、包装ラインの全自動化、一部自動化のご提案をしております。
お客様の現場をよく拝見させて頂き、現調作業及びご要望事項などをヒアリングさせていただいた上で、最適な機器を選定し、自動ラインを構築いたします。
より良い包装ラインの提案に向けて努めて参りますので、包装ライン、梱包ラインの自動化なら当社までお問い合わせください。