物流を取り巻く環境について
大量に荷物を入出庫する工場や物流倉庫では、荷待ちのトラックが列をなしている光景をよく目にします。
トラックへのローディング(積込み)は、通常フォークリフトを使用して1 パレットずつ行います。
1 パレットを積込むのに数分を要するため、10t前後の大型トラックへ積み終わるまでに数十分かかっているのが現状です。
また、近年の深刻な労働者不足によりフォークリフトを取り扱う人の確保も難しくなっていますし、場内をフォークリフトが走り回ることによる安全対策、多くのフォークリフトを管理しなければならない車両管理など、解決しなければならない問題は数多くあります。
さらに 2024 年問題と言われているトラックドライバーの時間外労働時間の上限を規制する法改正によって、トラックドライバーが働ける時間が減少し、荷待ちなどにかける時間的猶予が無くなってしまいます。
運送業者は荷待ち時間にも費用を請求するようになってきており、運送料と併せて費用的にも上昇し続けています。
これらの物流問題の一部を解決することが可能な設備がコンパクト型トラックローダ「TL-3F」です。
トラックローダ「TL-3F」とは
トラックローダ「TL-3F」は、10tもしくは 11tのウィングボディ式トラックに、パレットを無人・自動でローディング(積込み)する省人化装置です。
トラックローダ「TL-3F」を導入することで、フォークリフトを操縦する人員をパレット積込みに割く必要がなくなるため、積込み作業にかかる人件費、時間、質の劣化を避けることができ、作業の省人化、効率化が可能となります。
積込みに要している時間を短縮することが出来て、トラックの荷待ち時間を少なくすることにもつながります。
トラックローダ「TL-3F」の特長
高能力で効率の高い積込みが可能
10t(11t)のトラックに、標準的な 1100×1100 サイズのパレットを、フル積載である 16 枚積みつける作業を最短 13分で行います。
狭いスペースにも設置可能
レールとローディング本体で構成されたコンパクトな設備です。そのため、設置スペースに制限のある倉庫内でも導入しやすく、物流作業の効率化を実現できます。
積込みの手順
出荷バースまでコンベアにて運ばれてきた、荷物が積載されたパレットをフォークが付いたトラバーサ(水平に移動させる装置)が 2 枚同時にすくい上げ、
トラックの側面と並行しているレール上をローディング位置まで移動します。
その後フォーク上の 2 枚のパレットをトラックの荷台に“隙間なく”“正確に”自動で積込みます。
トラバーサは元のバースに戻り、次の荷物のピックアップへと移ります。
まとめ
包装・梱包ライン自動化.comを運営する株式会社フカサワでは、工場内の自動化を通じて、生産性向上のお手伝いをしております。
最近は、2024年問題をはじめとして、人手不足の問題が深刻化している中で、自動化を検討されている企業が多くいらっしゃいます。
私たちは、設備や資材を通じた省人化・省力化など業務効率化のご提案実績が多数ございます。
工場の自動化をご検討中の方は、当社までお気軽にご相談ください。